ニュース 政治 作成日:2020年5月12日_記事番号:T00089917
蔡英文総統2期目の就任式が20日に行われる。就任演説は行き詰まる対中関係について、「原則を堅持し、冒険をしない」というスタンスを守り、1月の総統選当選時に表明した「平和、対等、民主、対話」の8文字を改めて強調するなどこれまでの路線を踏襲した内容になるもようだ。12日付工商時報などが伝えた。
蔡総統は12日、看護師の業界団体と会見し、現場の看護師に謝意を示した(12日=中央社)
蔡総統は11日、「任務は重く、その道がはるかに遠いことには変わりがない。最も重要なことは任期と任期の間に空白期間がないようにすることだ」と述べた。
新型コロナウイルスの影響で、総統就任式は総統府前での大規模な式典を見送るなど行事を簡素化する。蔡総統は総統府内の大講堂で就任宣誓を行った後、台北賓館の屋外で就任演説に臨む予定だ。
就任式典の来賓には台湾をかたどったせっけんなど新型コロナウイルス感染対策を意識した土産が贈られる(11日=中央社)
就任演説は当然、新型コロナウイルス対策や経済振興などが中心となる見通しだが、経済界は対中関係への言及に注目している。
有力財界団体、中華民国工商協進会(CNAIC)の林伯豊理事長は「両岸(中台)関係は調整が必要だ。ますます対立に向かう局面を前向きに発展させなければならない」と述べた。
中華民国全国商業総会(商総)の頼正鎰理事長は「コロナの感染が徐々に収束すれば、これまで通商関係が最も密接だった大陸(中国)、香港とまず交渉を行うべきだ。特に両岸間では決定権限がある企業リーダーの往来を再開させるべきだ」と主張した。
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