中国信託商業銀行（中信銀、ＣＴＢＣバンク）は、新型コロナウイルスの影響による客足減少で業績が悪化したテナントの救済策として、中国信託金融園区（台北市南港区）の賃料を最大86％引き下げた。期間は４月１日から６月30日。賃料減免額は合計1,000万台湾元（約3,600万円）に達する。13日付経済日報が報じた。
対象は、３月売上高が前年同月比15％以上減少したテナント28店で、引き下げ幅は８～36％。宴会場やスポーツジムなど、政府の感染対策に協力する中規模以上のテナントは最大86％引き下げた。
同園区内では、▽マレーシア料理「金爸爸（パパリッチ）」▽しゃぶしゃぶブッフェ「涮乃葉（しゃぶ葉）」▽カフェレストラン「モーベンピック・カフェ」▽湖南料理「1010湘（1010湖南キュイジーヌ）」▽タイ料理「非常泰（ベリー・タイ・レストラン）」──などの飲食テナントが、テークアウトで15％の割引を行っている。また、香港点心専門店「添好運」やチキンライス「了凡香港油鶏飯・麺（Hawker Chan）」などが弁当を販売し、客足減を補っている。
