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エバーライト、エピスターから出資引き揚げ


ニュース 電子 作成日:2020年5月13日_記事番号:T00089933

エバーライト、エピスターから出資引き揚げ

 発光ダイオード(LED)パッケージング(封止)大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)は11日、4月17日から同日にかけてLEDチップ最大手、晶元光電(エピスター)の保有株式約1,000万株を処分したと発表した。株式の処分による損失は3億5,200万台湾元(約12億6,000万円)。これによりエバーライトは、エピスターから完全に出資を引き揚げたことになる。13日付経済日報が報じた。

 エバーライトの葉寅夫董事長は12日、「当社は既にエピスターの董事会に議席を有しておらず、株式を保有し続ける意義は小さいため、財務上の考えから今回の処分を決めた」と説明した。ただ、エピスターにとってエバーライトは依然として主要顧客の一つとなっており、葉董事長は、株式の処分後も提携関係は継続すると強調した。

 エピスターにはミニLED関連の明るいニュースが相次ぎ、業績好転の兆しが見えている。エバーライトが損切りにも関わらず、株式を処分したことが臆測を呼んでいる。