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自動車・二輪車
作成日:2008年7月22日_記事番号:T00008995
バイク各社、ユーロ5車種の販売強化
三陽工業(SYM)、光陽工業(KYMCO)、台湾ヤマハのバイクメーカー3社は、排ガス規制「ユーロ5」が来年から導入されるのに伴い、対応新車種の販売を強化している。
22日付工商時報によると、ユーロ5対応車種は昨年から発売されているが、ユーロ4対応車種に比べ、価格が8,000~1万2,000台湾元(約2万8,000~4万2,000円)割高になっており、今年上半期のユーロ5対応車種の販売台数は3万2,060台で、全体(40万5,726台)の7.9%にとどまっている。
三陽工業は燃料噴射エンジンスクーター「RX110EFi」を今月発売し、北京五輪に合わせたキャンペーンを実施している。8月には「RV250」、それ以降もスクーター「発財」150cc仕様、GT125、MIOシリーズ、「風」50cc仕様、100ccの「野狼」、125ccの「金旺」などを相次いで投入する。
台湾ヤマハは今年上半期の排気量50ccの「VINO」、同100ccの「RX-Z」などユーロ5対応4車種を1万6,000台販売した。
光陽工業は昨年以降、同業他社に先立ち、スクーター「奔騰」の100cc、125cc、150cc仕様、JR100、GP125、GP150などの対応車種を発売したほか、最近は「レーシング」の125cc、150cc仕様を投入した。光陽工業は台湾ヤマハの50cc「VINO」の販売価格が5万7,000元に抑えられていることから、いったん50cc車種の投入を見送り、100cc以上に絞った戦略を取っている。