ニュース 電子 作成日:2020年5月14日_記事番号:T00089956
パソコン大手、華碩電脳(ASUS)が発表した第1四半期純利益は、8億9,000万台湾元(約31億8,000万円)で、前期比66%減、前年同期比59.4%減だった。為替差損が19億600万元に上ったためで、ロシアルーブルや、インドネシアルピアなど東南アジア諸国の通貨下落の影響を受けたとみられる。14日付経済日報などが報じた。
ブランド事業の売上高は640億4,300万元で前期比28%減、前年同期比23%減だった。粗利益率は16.4%と前期比3.3ポイント上昇、営業利益は28億8,000万元だった。同社は、粗利益率が比較的高いボード製品と部品の販売が前年同期より好調だったこと、ゲーミング(ゲーム用)PCの販売が2桁成長したこと、テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)向けの需要が拡大したことを理由に挙げた。
第2四半期について同社は、ノートPC出荷台数は前期比30%増加するものの、部品・周辺製品は1割減と例年の非需要期の水準に戻ると予測した。
新型コロナウイルスの影響については、中国サプライチェーンの問題は3月末より解消したが、マレーシアやフィリピンなどからの▽パッケージング・テスティング(封止・検査)▽通信関連IC▽電源ユニット──供給が減少していると指摘。ただ、過去1カ月で半分以上が解消しており、中央演算処理装置(CPU)については供給不足の懸念はないと説明した。
Q2にも新ROG Phone
同社は、ゲーミングスマートフォン新製品「ROG Phone III」を第2四半期末か第3四半期初めに発売すると明らかにした。前世代の「ROG Phone II」から3~5割の販売増を見込んでおり、スマホ部門の3年以内黒字化の目標が達成可能との見通しを示した。
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