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平均初任給2万8106元、前年割れ


ニュース その他分野 作成日:2020年5月14日_記事番号:T00089972

平均初任給2万8106元、前年割れ

 求人求職情報サイト大手、1111人力銀行の調査によると、今年の大学・専科学校新卒者の平均初任給は2万8,106台湾元(約10万円)で、前年同期比0.43%下落し、前年割れとなった。「減班休息」(景気を理由とした労働時間削減。いわゆる「無給休暇」。実際には有給を含む)を実施する企業が急増するなど、新型コロナウイルス感染症流行が影響した。14日付聯合報が報じた。

 大学新卒者の平均初任給は2万7,854元と、前年同期比0.69%下落した。一方で、修士の新卒者は3.06%上昇した。就職先が大規模で経営体質の良い企業が多いためとみられる。

 調査によれば、企業の38.3%が新型コロナウイルス感染症流行を受け採用計画を変更した。内訳は▽採用計画の先送り、68.5%▽採用チャネルの追加、52.9%▽採用人数の削減、45.8%▽採用日程の延長、21.6%──だった。

 1111人力銀行媒体中心(メディアセンター)の何啓聖総経理は、調査した企業の約60%には新卒者採用の意向があり、過度に悲観する必要はないとの見方を示した。