ニュース 電子 作成日:2020年5月15日_記事番号:T00089976
サプライチェーン関係者によると、受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)の大手顧客40~50社が発注の約5割を1年間の長期契約に切り替えた。ヤゲオの長期契約価格は、第2四半期に5割以上引き上げられたスポット価格を上回っているが、顧客は安定供給確保を優先しているようだ。15日付経済日報が報じた。
サプライチェーン関係者はヤゲオの長期契約価格がスポット価格を上回っている要因として、▽中国で電子機器サプライヤーの工場稼働が正常化した▽新型コロナウイルス感染拡大を受けたテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)の増加でノートパソコンなどの需要が急増している──ことから、受動部品の需要が高まっている一方で、日本、韓国の大手受動部品メーカーの重要生産拠点であるフィリピン、マレーシアなどで感染拡大防止のための封鎖措置が続き、供給不足となっているためと指摘した。
ヤゲオは14日、長期契約価格は顧客によって異なるため明かせないとした。
同社の設備稼働率は2月末時点の30%から現在60%まで回復しているようだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722