ニュース 電子 作成日:2020年5月15日_記事番号:T00089978
電子機器受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)が14日発表した第1四半期の営業損益はマイナス2億8,200万台湾元(約10億円)で、2011年第2四半期以来、9年ぶりの赤字に転落した。前期の営業利益は72億元で、前年同期は4億2,000万元だった。15日付経済日報などが報じた。
新型コロナウイルス感染拡大を受けての中国工場の稼働率低下が響いた。アップルのスマートフォンiPhoneSE(第2世代)量産のために確保していた従業員の春節(旧正月)連休期間の残業手当など人件費上昇も理由だ。
第1四半期の連結売上高は2,784億7,800万元で前期比33.4%減、前年同期比5.3%減だった。粗利益率は2.2%と前期比1.4ポイント下落、前年同期比0.1ポイント下落した。純利益は前期比81.2%減、前年同期比16.1%増の15億4,500万元だった。為替差益などが貢献した。
ペガトロンは第2四半期について、テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)商機の高まりを受け、ノートパソコン出荷台数は前期比50〜60%増と予測した。デスクトップPCは5~10%減、タブレット端末も5~10%減の予測だ。iPhoneなど通信製品や消費者向け電子製品も減少を見込む。
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