ニュース その他製造 作成日:2020年5月15日_記事番号:T00089981
製靴世界最大手、宝成国際集団(PCG)は14日、台中工業区の米スポーツブランド「アンダーアーマー」向け研究開発(R&D)センターを廃止したと明かした。PCGは、昨年からアンダーアーマーのスポーツシューズ受託生産を停止していた。15日付工商時報が報じた。
同センターは2016年、PCGとアンダーアーマーが提携して設置。スポーツシューズ新モデルの開発を手掛けていた。製靴業の研究開発費は、売上高に対し少なくとも3~4%で、こうしたブランド専用のR&Dセンターは月100万足以上の受注がある場合に、PCGがブランドとの提携関係を強化する目的で設置しているとされる。しかし、アンダーアーマーのスポーツシューズは17年から販売が低迷しており、受注規模が縮小、値下げを要求されたため、同センターの廃止に至ったようだ。PCGは今後、同センターで別ブランドの研究開発を継続すると説明した。
PCGはこの他、彰化県の福興工場区にナイキ向けのR&Dセンターがある。また、アディダス向けのR&Dセンターを、桃園市の台湾高速鉄路(高鉄)桃園駅近くの用地に建設予定の北部事務拠点に併設すると観測されているが、同拠点は新型コロナウイルスの影響で、着工が従来予定の第1四半期から遅れている。
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