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傅崐萁立法委員、20年越しの事件で実刑確定


ニュース 政治 作成日:2020年5月15日_記事番号:T00089992

傅崐萁立法委員、20年越しの事件で実刑確定

 傅崐萁立法委員(無所属)が株価操作を行ったとして証券取引法違反の罪で起訴された20年以上前の事件で、最高法院は14日、傅氏の上告を棄却し、懲役2年10月の実刑判決が確定した。2週間以内に収監される見通しだ。15日付聯合報などが伝えた。

/date/2020/05/15/17fu_2.jpg傅立法委員。服役中の報酬は寄付する意向を示している(14日=中央社)

 傅氏は判決で公民権は剝奪されなかったため、失職はせず、自主的に辞職しない限りは、立法委員の身分を保ったまま服役し、議員報酬も支払われる。

 傅氏は同日、記者会見を開き、「判決は遺憾だが尊重する。いかなる困難も苦しみも恐れない」とした上で、「傅崐萁は決して倒れない。地元住民のために働くともしびは決して消えない。われわれはまた会える」などと述べ、政界引退を否定した。

 傅氏は1997~98年にセラミックメーカー、凱聚など上場企業4社の株価を操作したとして2000年に起訴され、訴訟は20年に及んだ。台湾高等法院での差し戻し審で昨年、懲役2年10月の判決を受け、最高法院に上告していた。

 傅氏は、合機電線電纜(ホールドキー・エレクトリック・ワイヤ&ケーブル)の株価を操作し、不当な利益を上げた事件でも起訴され、18年に懲役8月の実刑が確定し、花蓮県長を失職。19年4月に出所後、無所属で今年1月の立法委員選に出馬し、当選を果たしていた。