ニュース 政治 作成日:2020年5月18日_記事番号:T00090001
総統府高官のパソコンが海外からとされるハッキング被害に遭い、漏えいした情報が一部メディアの記者に改変して送付されたとみられることが明らかとなった。総統府は、送付された情報は臆測をつなぎ合わせたもので事実とは異なると説明。既に内政部警政署刑事警察局に通報したとコメントした。安全保障当局は、偽情報を拡散することで混乱を引き起こすことを狙ったものとみている。17日付聯合報が報じた。
同紙によると15日夜から16日にかけて、総統府担当記者のもとに「tsailoser」、「ser lo」という送信者から計11個のPDFファイルが添付された電子メール4通が届いた。内容は、民進党内で昨年行われた総統選挙に向けた党内予備選において、再選を目指す蔡英文総統が、対立候補となった頼清徳氏を排除するために講じた戦略や、今年4月に蔡総統と蘇貞昌行政院長が会談した際に議論したとされる新内閣の閣僚人事などに関する内容で、経歴や電話番号などの個人情報も含まれていた。
総統府の初期調査によると、総統府の内部・外部のネットワークへの侵入や攻撃はなかった。
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