ニュース 政治 作成日:2020年5月18日_記事番号:T00090003
国民党の江啓臣主席は15日の記者会見で、中台関係について、▽相互信頼の基礎を築くための新たなページを開く努力をする▽中国に台湾を売り渡す人物の浸透を拒絶する▽簡単に揺るがない党としての基本的価値観を確立する──の3点を表明した。その上で中台関係における党の基本的価値観を示す4原則として▽中華民国存続の余地▽自由民主の価値観▽台湾優先の堅持▽安全と平和の保障──を掲げた。16日付聯合報が報じた。
江主席は、中国当局に対して冷静さを保ち、台湾に対する武力による威嚇を放棄し、中華民国の存在と、一国二制度が台湾では受け入れられていないという事実を直視するよう呼び掛けた(国民党リリースより)
江主席は、「(今年3月9日の)就任以来、多くの人から国民党の両岸(中台)政策に変更はあるのか、と聞かれた」と語り、これについて現在も改革委員会の担当委員が検討を重ねていると説明。「国民党は党主席の発言で全てが決まるような独断専行は二度と行わない」と強調し、市民の共通認識や提言を重視してく姿勢を示した。
またこれまで国民党が中台関係の柱として位置付けてきた「1992年の共通認識(92共識)」「一中各表(一つの中国、それぞれの解釈)」について、中台協議で貢献があったことは否定できないとした上で、国際情勢、中台情勢が変化する上でいかに新たなページを開いていくかが当面の課題となると語った。
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