ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）は15日、同社のナローバンドモノのインターネット（NB－IoT）向けシステム・オン・チップ（ＳｏＣ）「MT2625」が、ソフトバンクの日本国内の移動無線通信ネットワークでの「Lightweight M2M（LwM2M）over Non-IP Data Delivery（ＮＩＤＤ）」通信による相互接続性試験を完了したと発表した。同通信方式に商用対応したのは世界初とうたう。
LwM2Mは、センサーネットワークや機器間通信（Ｍ２Ｍ）環境向けのデバイス管理プロトコルで、アジア、欧州、米国の主要通信キャリアで広く採用されている。ＩＰアドレスを割り当てずにデータ通信を行う「ＮＩＤＤ」との組み合わせで、セキュリティーの大幅改善、通信の低コスト化、低電力化を実現でき、日本国内でのＩｏＴ市場の成長加速が期待できると見込む。
