システムインテグレーション（ＳＩ）サービスの皇輝科技（グローリー・テクノロジー・サービス）はこのほど、仏タレスと技術提携契約を締結した。共同で台湾の大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」の鉄道関連プロジェクト、▽台湾鉄路（台鉄）の鉄道スマート化計画▽各県市のライトレール（軽量軌道交通、ＬＲＴ）計画──などに参画し、実績を積んだ上で東南アジアなど新南向政策対象国へのサービス輸出を目指す。18日付工商時報が報じた。
今回の契約締結は、台湾政府が推進する「アジア・シリコンバレー」計画の一環として実現した。皇輝科技は台湾政府がＳＩサービスの輸出を拡大する上で選定した企業10社のうちの１社だ。
資訊工業策進会（資策会）国際処は、皇輝科技は2017年にタイ・バンコクの都市鉄道「レッドライン」開発計画に参画し、19年４月にフィリピンのマニラ都市交通システム（ＭＲＴ）３号線向けを受注するなど、東南アジアの鉄道関連プロジェクトで実績があると説明した。
