ニュース 政治 作成日:2020年5月19日_記事番号:T00090024
世界保健機関(WHO)の年次総会、世界保健総会(WHA)が18日、テレビ会議方式で始まったが、台湾は4年連続でオブサーバーとしての参加も認められなかった。総統府は、WHO事務局が北京(中国)の圧力で再び台湾の年次総会出席を拒否し、2,300万人の台湾人民の健康と人権を軽視し、健康に国境はないという精神に反したとの声明を出し、遺憾を表明した。19日付聯合報などが伝えた。
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長(前)は19日、WHAは秋にも実体の会議が開かれるとみられ、引き続き参加を目指すと述べた(19日=中央社)
今回の年次総会に先立ち、台湾と外交関係のある国のうち14カ国が、WHOのテドロス事務局長に対し台湾を年次総会に招くよう求める提案を行っていたが、審議は今年末の会議に持ち越されることが決まった。提案はWHOが年末に開く会議で規定に従って処理され、一般委員会での討論を経て、全体会議の議案とするかどうかが決まる見通しだ。
一方、米国務省は18日、台湾が今回の年次総会に出席できなかったことについて、中国の圧力で台湾を招かないことを決めたのは中立性を欠き、年次総会で科学的な専門知識を得る機会が奪われたほか、世界が最も必要としている時期にWHOの信頼と名誉、働きを害したと批判した。
年次総会でアザー米厚生長官は台湾を擁護し、WHOは2,300万人の台湾人民の健康を犠牲にすることで、政治的メッセージを発するべきではないと発言した。
日本の加藤勝信厚生労働大臣は、台湾のような感染対策に成功した地域から学ぶことが重要と指摘した上で、世界的な感染拡大防止のために公衆衛生上の地理的空白を生じさせてはならないと発言した。
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