ニュース 電子 作成日:2020年5月19日_記事番号:T00090036
アップルのスマートフォン、iPhoneに金属筐体(きょうたい)を供給する可成科技(キャッチャー・テクノロジー)は18日、普通株5,000万株発行による現金増資を董事会で決議した。約112億台湾元(約400億円)調達を見込む。19日付経済日報が報じた。
市場ではこれまでに、中国の電子機器受託生産大手、立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)がiPhone参入に向け、キャッチャーに出資するとの観測が出ていた。
キャッチャー広報部は同日、中国工場の売却や合弁の計画はないとの説明を繰り返した。同社は、台湾の現行法で現金増資は特定の第三者から出資を受けるためのものではないと指摘。仮に中国資本が出資する場合は、経済部投資審議委員会(投審会)の審査が必要で、出資比率は10%しか認められないと説明した。
業界では、キャッチャーの手持ち現金残高が1,179億元と台湾の同業を大きく上回り、銀行の金利が低い中での現金増資に対し、外部の戦略投資家の出資を呼び込む目的とみられている。
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