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iPhone、来年ベトナム生産比率上昇へ


ニュース 電子 作成日:2020年5月20日_記事番号:T00090053

iPhone、来年ベトナム生産比率上昇へ

 アップルのサプライヤーによると、アップルはスマートフォンiPhone新機種の生産の重心を中国からインドやベトナムに移す方針で、2021年にはベトナムでの生産比率が大きく高まる見通しだ。iPhoneを組み立てる鴻海精密工業はベトナムに工場があり、和碩聯合科技(ペガトロン)と緯創資通(ウィストロン)もベトナム工場を計画している。20日付電子時報が報じた。

 鴻海は昨年、ベトナムで生産ラインを何度も増強した。ペガトロンはベトナム工場設置を表明しており、6月末までに稼働する予定だ。ウィストロンは、ベトナム工場はノートパソコンやデスクトップPCが中心で、将来はディスプレイ搭載製品も視野にあると説明した。

 ベトナムではアップルのワイヤレスイヤホン、AirPods(エアポッド)も組み立てられている。英業達(インベンテック)はベトナムにウエアラブル端末の生産ラインを設置し、下半期に量産するとみられている。

 iPhoneはアップルの売上高の49.66%を占めるものの、アップルのスマホのインド市場シェアは2%で、成長の余地が大きい。

 鴻海とウィストロンは既にインドにiPhone組立工場がある。インドに工場3基があるウィストロンは先日、インド子会社の設備投資を7,600万米ドルから最大1億6,530万米ドルに引き上げた。ウィストロンは、インド工場の大口顧客は1社だけではないと強調した。