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ノキア、台湾から液晶パネル調達拡大か


ニュース 電子 作成日:2008年7月22日_記事番号:T00009007

ノキア、台湾から液晶パネル調達拡大か

 
 携帯電話端末大手のノキアは最近、台湾で携帯電話用液晶パネルの安価調達に動いており、来年には日系企業に代わり、台湾企業による同社携帯向けの出荷が増える見通しだ。液晶パネル大手の友達光電(AUO)と駆動ICの聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)などが直接恩恵を受けそうだ。22日付経済日報が伝えた。

 台湾企業がノキアに納入しているのは、TFT-LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)が主体で、友達光電の受注量が最も多い。投資ファンドの分析によれば、ノキアは先週の業績発表で、今年の携帯電話端末出荷量が前年を10%以上上回るとの予測を明らかにした。これに基づけば、友達光電など台湾の液晶パネルメーカーに対する発注枚数は2億枚に達すると見込まれる。来年には3億枚を見込む声もある。

 業界関係者は「台湾メーカーがノキアの液晶パネル調達量に占める比率は現在40%だが、来年には60%に達する可能性がある。友達、聯詠は規模、技術、開発スピードのすべての面で優れており、ノキアの調達拡大で最も利益を受ける」と指摘した。