ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

アップルの新ヘッドホン、全て中国2社が組み立てか


ニュース 電子 作成日:2020年5月21日_記事番号:T00090080

アップルの新ヘッドホン、全て中国2社が組み立てか

 アップルが6月にも発表するとみられるオーバーイヤーヘッドホン「AirPods Studio(エアポッド・スタジオ)」は、中国の受託生産大手、立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)と歌爾(Goertek)が組み立てを担うと観測されている。アップルのハードウエア新製品で、全てを中国メーカーが組み立てるのは初めてとされる。21日付経済日報が報じた。

 業界では、今後スマートフォンiPhoneやノートパソコンMacBook(マックブック)など、アップルの他の製品でも中国メーカーのシェアが拡大し、鴻海精密工業や和碩聯合科技(ペガトロン)、広達電脳(クアンタ・コンピューター)など台湾受託メーカーを脅かすか注目されている。

 デジタルメディア「ザ・インフォメーション」は、ラックスシェアとGoertekはベトナムでもAirPods Studioを生産すると伝えた。アップルが中国からベトナムへの生産移転を進めているとされ、初めてベトナムで生産するアップル新製品となるようだ。

 日経アジアンレビューは、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、第2四半期にAirPods(通常製品)の全生産台数の約3割に当たる300万~400万台が、初めてベトナムに生産移管されると伝えていた。

 アップル製品の組み立ては長年、台湾メーカーが中心で、中国メーカーは補助的な役割を担ってきたが、AirPodsシリーズでは、中国メーカーの受注比率が台湾メーカーを上回るようになっている。