ニュース 電子 作成日:2020年5月21日_記事番号:T00090083
華碩電脳(ASUS)はこのほど、部品調達を担当する経理(42)が虚偽の調達価格を報告し、取引先からリベートを受け取っていたとして内政部警政署刑事警察局(刑事局)に通報。捜査の結果、9,000万台湾元(約3億2,000万円)を超える利益を不当に得ていたとして経理と部下の女性(31)が詐欺罪および背信罪(背任罪)の疑いで送検された。21日付中国時報などが報じた。
刑事局によると、経理の自宅から142万元相当の台湾元および外貨が見つかったほか、本人と家族名義の7個の銀行口座に2,593万元の残高が確認されたという(20日=中央社)
観測によると、容疑者の経理は第4世代移動通信(4G)対応ネットワークカードメーカーや指紋認証モジュールメーカーなどからの調達額を水増しして報告。実際に各メーカーに支払う額との差額をリベートとして受け取っていたとみられる。
この経理は2013年にASUSへ入社した際、多額の負債を抱えていたが、15年に調達部門の副理に昇格した後、急激に経済状況が好転した。高級住宅を購入したほか、株式などにも投資し、多額の損失を出したにもかかわらず、銀行口座には8,000万元余りが入金されていた。
送検された2人は容疑を否認している。
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