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アパレル景気、年内回復予測


ニュース その他製造 作成日:2020年5月21日_記事番号:T00090093

アパレル景気、年内回復予測

 アパレルメーカーの宏遠興業(エベレスト・テキスタイル)の葉清来総経理は、同社の受注状況から判断すると、スポーツ用品ブランド「ナイキ」のロゴに似た軌跡をたどる形で、4月に急落し始めた業績は6月に底を打ち、7~8月に反転上昇して9月から売上高が前年同月比でプラスになる見通しと述べた。アパレル業界の景気は年内に回復するとの予測を示した。21日付自由時報が報じた。

 葉総経理は、景気回復を見込んでいるため、同社は「減班休息」(景気を理由とした労働時間削減。いわゆる「無給休暇」。実際には有給を含む)や人員削減を行っておらず、それどころか営業担当者を年初来20人以上増員したと明らかにした。

 葉総経理は、欧米で新型コロナウイルス感染が拡大し、顧客のアパレルブランドが4、5月に実店舗を休業したことで、同社は海外からの受注が50%以上減少したが、マスクと防護服の生産を開始するきっかけになったと説明した。▽台湾▽中国・上海▽タイ▽米国▽ハイチ▽エチオピア──の工場で関連製品を生産しており、エチオピア工場は今年末まで受注見通しが立っていると明らかにした。