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韓高雄市長罷免の住民投票、公式運動期間がスタート


ニュース 政治 作成日:2020年5月22日_記事番号:T00090113

韓高雄市長罷免の住民投票、公式運動期間がスタート

 6月6日に実施される韓国瑜高雄市長のリコール(解職請求)の賛否を問う住民投票は22日、6月5日までの法律に基づく公式な罷免運動期間に入った。22日付自由時報が報じた。

/date/2020/05/22/17kaohsiung_2.jpg台北駅前では20日、市民団体のWecare(ウィーケア)高雄などが高雄出身の若年層に帰省して投票するよう呼び掛けた(20日=中央社)

 高雄市選挙委員会は21日、住民投票の有権者数を230万362人と発表した。罷免成立には賛成票が反対票を上回り、かつ賛成票が有権者数の4分の1を上回ることが必要になるため、罷免に必要なハードルは57万5,091票となる。中央選挙委員会(中選会)は「政府機関が機関名義で政府予算を使い、宣伝活動を行ってはならない」などの注意点を周知した。

 こうした中、台湾高速鉄路(高鉄)が5月27日から6月9日まで、大学生を対象とする割引キャンペーンを実施することに高雄市政府が反発している。キャンペーン期間が住民投票に重なるためだ。

 キャンペーンは指定列車を対象として、片道運賃が500台湾元(約1,800円)に達した大学生の乗客に、5割引き券を贈る内容。高鉄は住民投票とは無関係だとしているが、高雄市の葉匡時副市長は「信じられるか」と疑問を投げ掛けた。