ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年5月22日_記事番号:T00090120
鉄鋼最大手、中国鋼鉄(CSC)が21日発表した4月の税引き前損失は4億9,000万台湾元(約17億6,000万円)で、6カ月連続の赤字だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界経済が停滞し、販売量が減少したこと、原料の鉄鉱石価格が高止まりして生産コストが依然と高かったことが主因だ。22日付経済日報が報じた。
4月の連結売上高は254億3,000万元で、前月比8%減、前年同月比23%減だった。炭素鋼販売量は85万7,500トンで、前月比10万5,000トン減少した。
1~4月の連結売上高は1,033億5,000万元で前年同期比20%減、税引き前損失は30億6,000万元だった。
CSCは、業界景気の谷底は第2四半期と指摘した。中国大手の中国宝武鋼鉄集団が近ごろ、鉄鋼価格を引き上げたことで、上海や広州の熱延流通価格が1トン当たり300~400人民元(約4,500~6,000円)上昇。インドでも20~30米ドル上昇している。CSCもきょう22日に発表する7月の鉄鋼価格を引き上げるとみられ、下半期は増収増益の見通しだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722