ニュース 金融 作成日:2020年5月25日_記事番号:T00090140
生命保険大手の新光人寿保険は22日、中国子会社、鼎誠人寿保険の株式25%を、現地企業に売却することを董事会で決議した。台湾の生保が中国市場から撤退するのは、保険会社による同国への投資が開放されて以来で初めて。23日付経済日報が報じた。
新光人寿は2009年、2億5,000万人民元(約37億7,000万円)を投じ、中国・海航集団(HNAグループ)と折半出資で中国合弁子会社、新光海航人寿保険(19年に鼎誠人寿に改称)を設立した。
16年、海航集団との経営方針の相違や当時、中国では外国資本による国内の生保への過半出資が認められていなかったことなどから新光人寿は25%株式を売却。今回、残りの25%を売却し、鼎誠人寿から完全に出資を引き揚げることを決定した。
現在、鼎誠人寿の株主は▽深圳市柏霖資産管理、持ち株比率20%▽深圳市前海香江金融控股集団、20%──などとなっている。持ち株の譲渡先について新光人寿は、既存株主と良好な関係にある企業グループだが、具体的には明らかにできないとコメントした。
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