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野菜の卸売価格、豪雨で2割上昇


ニュース 農林水産 作成日:2020年5月25日_記事番号:T00090144

野菜の卸売価格、豪雨で2割上昇

 中南部で続いた豪雨の影響で、台北市の果菜批発市場(青果卸売市場)では23日、野菜の1台斤(600グラム)当たりの平均卸売価格は26.1台湾元(約93円)と、前週比で2割以上上昇した。24日付聯合報などが報じた。

/date/2020/05/25/14rice_2.jpg屏東県の水田。イネが倒れ、大きな被害を受けた(23日=中央社)

 農産物市場運営会社、台北農産運銷(北農、TAPMC)の統計によると、空芯菜(クウシンサイ)が1台斤25元と前週比2倍以上に上昇したほか、▽チンゲンサイ、19元▽ハクサイ、22元──も7~8割上昇し、価格高騰が目立った。

 北農は価格上昇について、連日の降雨で収穫が困難なため出荷量が減少したことに加え、23日は土曜日で需要が多かったことも原因と指摘した。

被害額、1980万元

 行政院農業委員会(農委会)農糧署の24日午後5時時点の集計によると、農作物と農業施設への豪雨による被害額は約1,980万元に上った。県市別では、屏東県が1,330万元と67%を占め、次いで▽雲林県、493万元(25%)▽高雄市、148万元(7%)──。農作物の被害面積は769ヘクタールだった。