ニュース 商業・サービス 作成日:2020年5月27日_記事番号:T00090184
台湾最大の芸術文化プレイガイド(チケット販売システム)、両庁院售票(アーツ・チケット)は、新型コロナウイルスの域内での新規感染ゼロが6月7日まで続けば防疫措置が緩和されることを受け、座席間隔の確保(交互に空ける「梅花座」方式)を取りやめ、全席販売を再開した。27日付工商時報が報じた。
国家両庁院(ナショナル・シアター&コンサート・ホール)は、マスク着用、実名制(本人確認)など安心して鑑賞できるよう準備していると説明した(26日=中央社)
両庁院售票の統計によると、5月10日までの4カ月間で、319団体の約500演目、1,000公演が上演延期または中止となり、チケット売上高は前年同期比で約3億台湾元(約11億円)減少した。
なお、両庁院售票が26日に発表した2019年のチケット売上高は13億6,000万元で前年比9,000万元(7%)増だった。販売枚数は197万枚で15万枚(8%)増え、過去7年で最多だった。
この数年で▽台中国家歌劇院(ナショナル台中シアター)▽屏東演芸庁(屏東パフォーミング・アーツ・センター、屏東県屏東市)▽衛武営国家芸術文化中心(高雄市鳳山区)──などが開業したことから、中南部での19年チケット売上高は5億元と前年比41%増加した。
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