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台北MRTがコロナで赤字、市に救済要請へ


ニュース 運輸 作成日:2020年5月27日_記事番号:T00090185

台北MRTがコロナで赤字、市に救済要請へ

 台北都市交通システム(MRT)は新型コロナウイルス感染拡大による乗客数の減少と広告、賃料収入の低下で1~4月が約4億6,900万台湾元(約16億5,000万円)の赤字となったことを受け、2週間以内に台北市政府にシステム財産借用料金半減などの救済を要請する計画だ。27日付中国時報が報じた。

/date/2020/05/27/13mrt_2.jpg新型コロナウイルス感染者の台湾域内での新規確認ゼロが続き、休日の台北MRT市政府駅にも人混みが戻った(24日=中央社)

 台北MRTの4月の1日当たり平均乗客数は延べ151万人と昨年平均より59万人減少した。1~4月は本業の赤字が11億700万元と前年同期より10億元以上拡大し、前年同期の最終黒字6億9,600万元から赤字に転落した。

 桃園機場捷運(桃園空港MRT)は2~4月の1日当たり平均乗客数が昨年平均より42%減少し、運賃収入が2億7,900万元減少したことを受け、経済部に水道・電気料金の補助を申請中だ。また、今年通年で1億元の経費削減を目指す。

 高雄MRTも1~4月の1日当たり平均乗客数が4割減少し、賃料収入などが低下したことを受け、車両工場、土地の賃料減免を求めて高雄市政府と協議を進めている。