桃園市政府が26日実施した市内開発用地の競争入札で、唯一の商業地となった桃園機場捷運（桃園空港ＭＲＴ＝都市交通システム）山鼻駅（Ａ10駅、桃園市蘆竹区）周辺の用地（1,490.5坪）を、建設業を主力とする宝佳集団の林家宏副董事長が個人名義で落札した。落札額は７億9,800万台湾元（約28億5,000万円）。27日付経済日報が報じた。
新型コロナウイルス感染対策のため、今回の入札は桃園市政府地政局の公式フェイスブック（ＦＢ）でライブ配信された（桃園市政府リリースより）
今回は山鼻駅周辺エリアのほか、桃園区の中路地区および八徳区の３エリアの用地が競売にかけられた。他は全て住宅用地だった。
宝佳集団は18億6,300万元を投じ、山鼻駅周辺の計4,705坪を落札した。麗宝集団傘下の定泰建設は２億6,800万元で768坪、翔誉国際資産は１億6,816万元で453坪を取得した。交通の利便性の良い同地区での、初めての住宅購入を好感しているようだ。
