台北市松山区の高級ホテル、台北文華東方酒店（マンダリンオリエンタル台北）は27日、６月１日より宿泊営業を停止すると発表した。これに伴い、客室係など宿泊部門、ランドリー部門の従業員212人を６月７日に解雇する予定だ。台北の国際観光ホテルでは初の大量解雇となる。28日付工商時報などが報じた。
林佳龍交通部長は28日、同部観光局の補助金を申請することがあれば支援すると表明した（28日＝中央社）
マンダリンオリエンタル台北は海外からの宿泊客が80％を占めており、新型コロナウイルス感染拡大防止のために３月19日に外国人の入境が原則禁止されたことによる打撃が大きかった。
館内の一部レストラン、会議室、ウエディングサービス、スパは営業を続ける。
労働部によると、マンダリンオリエンタル台北の従業員は863人で、ホテル部門はこのうち500人余り。
