ニュース 社会 作成日:2020年5月28日_記事番号:T00090216
日本統治時代の1926年に開設された新竹市東区の新竹公園では、新竹市立動物園を含めた公園内の古い建物を民間企業と協力してリフォームし、再活用するリノベーションプロジェクトが完了した。生まれ変わった後も観光スポットとして人気を呼んでいる。
動物園そばのスターバックスは、マスク姿の消費者が行列を作った(新竹市政府リリースより)
新竹市政府は2017年5月に始まった動物園の改修工事に合わせ、公園内に残る多くの歴史的な建築物についても、新しい機能を持った施設に再生する計画を推進した。
園内の池、麗池のほとりに1935年に建てられた4棟の日本建築から成る「湖畔料亭」は、レストランや喫茶店、書店、土産物店の入居する施設としてリニューアルオープンした。現在では文学やアートを好む若者が集まるスポットとなっている。
また、同じく日本時代に建設された気象観測所「新竹観測所」は親子向けの書店に生まれ変わった。ラジオ局、中国広播公司(中広、BCC)の施設は甲虫類や爬虫(はちゅう)類を展示する「昆虫館」に、37年に建てられた新竹州自治会館はガラス工芸博物館となった。
続く今月24日、動物園そばの旧旅行案内所にコーヒー店のスターバックスがオープンした。「動物園に一番近いスターバックス」を体験しようと、店の前には開店前から行列ができた。同店2階席では運が良ければ動物園のヒツジなどの動物の姿が見えるそうだ。
林智堅新竹市長は新竹公園の再生プロジェクト完了に当たり、市の財政に限りはあるが、OT(運営、譲渡)方式で民間資本を導入することで放置されてきた歴史的建築を活用し、市民に憩いの場として提供したいと語った。
なお80年の歴史を持つ新竹動物園も既に昨年末、リニューアルオープンを果たしている。新型コロナウイルス感染症対策本部、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)が「台湾域内旅行は安全」とアピールする中、新竹公園はにぎわいが続きそうだ。
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