ニュース 医薬 作成日:2020年5月28日_記事番号:T00090217
台湾域内の新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いたことを受け、経済部は27日、6月1日より医療用マスクの域内での自由販売と輸出を解禁すると発表した。ただし、政府による一定量の買い上げは継続し、大人1人当たり2週間に9枚の実名制(本人確認)販売も継続する。28日付自由時報が報じた。
華新医材は新規求人を行うほど海外からの受注が急増している(27日=中央社)
台湾のマスク生産量は1日当たり2,000万枚に達しており、政府の在庫は現在2億~3億枚。政府による買い上げは1日当たり800万枚となるが、在庫が1億枚を下回った場合は買い上げ枚数を1,200万枚に引き上げる。
医療用マスク大手の華新医材(モテックス・ヘルスケア)は輸出受注が1億枚に達している。鄭永柱董事長は、台湾製マスクは中国製より品質が良いと評判で、海外からの受注が相次いでおり、海外向けの価格は域内向けの3倍以上と明らかにした。
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