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東元開発の越ソフト園区が着工、「南港の経験を移植」


ニュース その他分野 作成日:2008年7月23日_記事番号:T00009024

東元開発の越ソフト園区が着工、「南港の経験を移植」


 東元集団が投資するベトナム・ホーチミン市のトゥーティエムソフトウエア園区が、今月19日着工された。東元の黄茂雄会長は、同地での多機能型ソフトウエア園区開発に「同グループが開発した南港軟体園区での成功経験を生かす」と抱負を語っている。23日付経済日報が報じた。

 黄会長はこのほか、この他のベトナムへの投資計画について、モーターの生産に加え商用空調設備の生産も追加し、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場開拓の拠点としたい考えを示した。

 さらに最近ベトナムで労働者のストライキやドン安が問題となり、同国への進出に懸念が高まっていることに対し、過去1カ月3度足を運んだ黄会長は、「状況は外から想像するほどひどくない、大多数の外資は同国の経済発展への確信を変えていない」と語った。またドン安が既に落ち着いており、ベトナム政府も多項目にわたる物価安定策や貿易赤字解消策を打ち出しており、「依然中長期的な投資価値は高い」との見方を示した。

 ベトナム計画投資省の資料によると、今年上半期の外資による同国への追加投資額は316億米ドルに上り、昨年同期比3.7倍となっている。台湾企業では80億米ドルを投資してハティン省に製鉄所を建設中の台塑集団(台湾プラスチックグループ)に加え、大同や鴻海精密工業、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)などもベトナムに進出しており、同国への関心の高さを示している。