ニュース その他製造 作成日:2020年5月29日_記事番号:T00090245
化学繊維メーカー、新光合成繊維(新繊)の呉東昇董事長は28日、新型コロナウイルス感染拡大による最終製品の需要減少で、繊維業界はこれまでにない打撃を受けており、年内の景気見通しを慎重視していると明らかにした。29日付工商時報が報じた。
呉董事長は、第2四半期に顧客からの見積もり依頼は増えたが、受注量全体は前年同期より増加していないと説明した。また、欧米のアパレル店舗の営業や国際大会の再開に伴い、同社の生産状況は正常化には向かうが、時間を要すると予想した。
呉董事長はさらに、繊維業界の被害は旅行、宿泊業に劣らないと指摘。台湾政府の救済措置は、生産の要である外国人労働者に対する支援が抜け落ちていると批判した。また、繊維業界にとっては関税率より為替レートの方が重要で、現在の台湾元は強過ぎるとして、1米ドル=32元まで元安に誘導すべきと訴えた。28日の台湾元相場終値は1米ドル=30.045元だった。
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