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海洋深層水産業園区、台東県に設置へ


ニュース その他分野 作成日:2008年7月23日_記事番号:T00009026

海洋深層水産業園区、台東県に設置へ

 
 海洋深層水の養殖や農業などへの活用を目的として台東県が提出している「台東県深層海水産業発展園区計画」が、間もなく行政院の認可を受ける見通しだ。決定すれば初の政府認可を受けた海洋深層水産業園区となる。23日付工商時報が報じた。
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 彭徳成台東副県長によると、同県は既に台湾中油、台湾糖業など74社と投資覚書きを交わしており、行政院の認可を得た後、3年以内に開発を完成させたいとしており、農業における温度調節や化粧品、飲料水、食品製造などへの海洋深層水の利用、また「海洋深層水レジャー・体験区」の設置を計画している。

 経済部水利署は22日、審査会を招集し、開発面積を32.7ヘクタールとする同園区開発計画についての初期審査を終えた。審査会議の議長を務めた呉約西水利署長は、「同園区の開発案は、『促進民間参与公共建設法』の要件を満たせばBOT(建設、運営、譲渡)またはOT(運営、譲渡)方式で進めることになる」と語った。

 このほか水利署は、同署が台東県三和基地に計画している海洋深層水利用の多目的試験場設置について、25日に競争入札を行う。なお、予算は物価上昇を考慮して従来の3億8,400万元から4億5,000万元に引き上げられ、来年末の竣工を予定している。