ニュース 電子 作成日:2020年6月1日_記事番号:T00090260
電子機器受託生産サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業の劉揚偉董事長は経済日報の独占インタビューで、米中貿易戦争と新型コロナウイルス感染症流行により、世界の製造業のエコシステムが、これまでの「世界の工場」モデルから、「地域ごとの製造」に徐々に転換していると指摘した。1日付同紙が報じた。
劉氏は昨年6月の董事長就任以来で初めてメディアのインタビューに応じた。
劉董事長は、トランプ米大統領が製造業を非常に重視し、関税で製造業を支援・保護しており、メーカーは米国生産のコスト高を懸念する必要がなくなったと指摘した。新型コロナウイルス感染症流行で、米国など西側諸国と、中国側のG2(米中二極体制)が鮮明になったと述べた。
製造業の米国回帰に他の国・地域も追随し、世界の人口70億の市場と生産地が▽米州▽欧州▽中国▽東南アジア▽その他アジア──に分割されると予測した。サプライチェーンの再編で、原材料などの川上は分散が難しいが、川下は地域化が進むと分析。鴻海科技集団(フォックスコン)は、中国に生産と労働力の7割が集中しており、顧客とともに生産計画を変更すると説明した。
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