ニュース 政治 作成日:2020年6月1日_記事番号:T00090261
韓国瑜高雄市長のリコール(解職請求)の賛否を問う住民投票が6日に実施されるのを前に、高雄市鳳山区では31日夕方、罷免に賛成する多くの市民が長さ約100メートル、幅5メートルに達する「民主の横断幕」を広げ、「(韓市長)罷免で高雄を救おう」などと叫びながら行進した。主催者は参加者が2万人を超えたとしている。1日付蘋果日報などが伝えた。
巨大横断幕を掲げて行進する高雄市民。投票日までこうした街頭での罷免運動を続ける(Wecare高雄FBより)
韓市長は公式日程がなかったが、国民党はフェイスブック(FB)上に韓市長を含む国民党籍の地方首長が登場する観光振興の動画を投稿。韓市長は「高雄は新型コロナウイルス対策に真剣だ。皆に観光に来てもらいたい」などと述べたものの、罷免運動に直接触れる発言はなかった。
韓市長はこれまで住民投票の執行停止を裁判所に3回にわたり申し立てたが、いずれも却下されている。現在は5月22日の台北高等行政法院が申し立てを却下したことを不服とし、弁護士を通じて2回目の抗告を行っている状況だが、認められる可能性は低いとみられる。
住民投票で韓市長のリコールが成立した場合、6月12日の公告から7日以内に解職され、市長代理を中央が任命。3カ月以内に選挙が実施される。ただ、韓氏が罷免無効を求めて提訴した場合には、訴訟終結まで選挙を実施できない。訴訟が年末まで長引けば、残り任期が2年を切るため、法律の定めで選挙は行われず、市長不在のまま、市長代理が続投することになる。
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