ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

個人情報、2千万件超が流出か


ニュース 社会 作成日:2020年6月1日_記事番号:T00090267

個人情報、2千万件超が流出か

 海外セキュリティー企業のCybleは29日、2,000万件を超える台湾の個人情報がダークウェブ(通常の検索エンジンでは発見できず、専用の閲覧ソフトでしか見ることのできないサイト)上に流出したと指摘した。これに対し、行政院資通安全処は、流出したのは主に2006年以前のデータで、政府機関から漏えいしたものではないと指摘した上で、違法な商業行為として既に調査を開始したと説明した。31日付聯合報が報じた。

 Cybleは、今回流出した個人情報には▽氏名▽生年月日▽住所──などが含まれ、データ容量は3.5ギガバイト(GB)に達し、漏えい元は戸籍を取り扱う内政部戸政司で、昨年から始まったと指摘した。

 これに対し行政院の丁怡銘報道官は、流出したデータの形式は政府の戸籍データとは異なる上、30種類にも上ると指摘。さまざまな情報源から取得したデータを統合したものとの見方を示した。

 台湾では5月に入って以降、台湾中油(CPC)や総統府など政府機関や公営企業を狙ったサイバー攻撃が相次いで発生している。