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《新型肺炎》治療薬レムデシビルに認可、7月末までに1千人分輸入へ


ニュース 医薬 作成日:2020年6月1日_記事番号:T00090274

《新型肺炎》治療薬レムデシビルに認可、7月末までに1千人分輸入へ

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は30日、新型コロナウイルス感染症の治療薬「レムデシビル」の使用と輸入を条件付きで認めた。開発メーカーの米ギリアド・サイエンシズからまず1,000人分を購入し、7月末までの到着を見込んでいる。31日付聯合報などが報じた。

/date/2020/06/01/09wu_2.jpg中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)研究開発(R&D)組の呉秀梅副組長は、ギリアドに治療計画の提供と、レムデシビルを投与した患者の登録を義務付けると説明した(30日=中央社)

 ギリアドの台湾法人が25日に認可申請を行ってからわずか5日でのスピード認可となった。レムデシビルの使用、輸入を認めた国・地域としては日本に続く世界2番目。

 TFDAは、ギリアドが新型コロナウイルス感染者397人を対象に行ったレムデシビルの第3相臨床試験に台湾人の中症、重症患者計11人が含まれ、いずれも肺浸潤と呼吸困難に大きな改善がみられたと説明。台湾での30日までの感染確認者は累計442人(うち死亡7人)で、このうちレムデシビルの使用に適した感染者は1割に満たないため、当面は1,000人分の輸入で十分だという。