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《新型肺炎》価値3倍の振興券、経済効果1千億元(トップニュース)


ニュース その他分野 作成日:2020年6月2日_記事番号:T00090279

《新型肺炎》価値3倍の振興券、経済効果1千億元(トップニュース)

 行政院は2日、新型コロナウイルス感染症流行で落ち込む個人消費を刺激するため、個人負担1,000台湾元(約3,600円)で3倍の3,000元分の消費ができる振興券「三倍券」政策を発表した。予約受け付け・登録は7月1日から、使用期間は7月15日~12月末まで。夏休みを皮切りに、経済効果1,112億元を創出すると見込む。自由時報電子版などが報じた。

/date/2020/06/02/00su_2.jpg蘇貞昌行政院長は、三倍券は年内に生まれた新生児も対象で、「受け取りやすく、使いやすく、よい刺激になる」とアピールした(2日=中央社)

 三倍券は▽実物の券▽クレジットカード▽モバイル決済▽電子マネー──の4方式。実物の券とクレジットカードの利用が約7割、モバイル決済と電子マネーの利用が1~2割と見込まれている。

 実物の券は、7月1日よりコンビニエンスストアで予約開始、15日より受け取ることができるほか、15日より郵便局でも全民健康保険(健保)カードを使って購入できる。200元券5枚、500元券4枚で計3,000元分。現金と同じように扱えるが、釣り銭は出ない。

 クレジットカード、モバイル決済、悠遊カード(イージーカード)や一卡通(Iパスカード)など電子マネーは、7月1日より指定サイトで事前登録し、15日より利用できる。3,000元消費すれば2,000元分、それぞれ翌月の引き落としやアプリの口座、コンビニ店頭で還元される。

夏休みの旅行にも

 振興券は、▽百貨店▽量販店▽ドラッグストア▽飲食店▽夜市(ナイトマーケット)▽伝統市場▽ホテル▽台湾高速鉄路(高鉄)▽台湾鉄路(台鉄)──などの実店舗や交通機関で利用できるほか、コンサートや展示会、スポーツの試合などのチケット、旅行のオンライン購入にも使用できる。インターネットショッピングや、商品券の購入やチャージ、納税などには使用できない。