ニュース 食品 作成日:2020年6月2日_記事番号:T00090299
飲料大手の黒松は、日本のハウス食品グループのハウスウェルネスフーズと提携した乳酸菌サプリメント「黒松L-137植物乳酸菌カプセル」を6月下旬に発売する。黒松は今年、初めて健康食品の専属部門を立ち上げ、同事業を▽飲料▽酒類代理販売──に次ぐ同社の第3の事業として育成する考えで、分社化も視野に入れている。2日付経済日報などが報じた。
張董事長は、新型コロナウイルス感染症流行を受け、健康食品事業の展開を加速すると述べた(1日=中央社)
黒松はハウス食品グループとの提携で、同グループが研究開発(R&D)した乳酸菌L-137を使用した飲料「FIN乳酸菌健康補給飲料」や「C&C乳酸菌ソーダ」を5月に発売していた。
黒松の張斌堂董事長は1日、健康食品事業では、自社の電子商取引(EC)サイト「黒松生技H+」を立ち上げ、消費者への直接販売を主体とする考えを示した。下半期には、3シリーズ以上の製品を発売する予定だ。黒松は、新型コロナウイルス感染症流行を受けた健康意識の高まりから、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行以降高まってきた健康食品の需要がさらに成長すると見込む。張董事長は、18年の台湾の健康食品市場の生産額は820億台湾元(約2,950億円)に達しており、このうち乳酸菌関連製品が101億元を占めたと指摘した。
飲料事業について張董事長は、第1四半期は新型コロナウイルス感染症流行で飲食店向けや空港の自動販売機が打撃を受けたと説明した。下半期は需要期なため、感染症の第2波の流行がなければ、売上高は上半期を上回るとみている。
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