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馬英九氏が公約、「1年以内に直航実現」


ニュース 政治 作成日:2007年6月4日_記事番号:T00000903

馬英九氏が公約、「1年以内に直航実現」

 中国国民党(国民党)の総統候補者である馬英九前主席は5月31日に受けたシンガポール「アジアテレビ」のインタビューで、「総統に就任したら1年以内に両岸(中台)のチャーター便に着手し、さらに1年以内に直航を実現する」と述べ、初めて直航実現のタイムテーブルを明らかにした。中国との直航実現は、前回の総統選挙でも同党の連戦氏が重要公約として掲げていた。

 馬氏の発言について、民主進歩党(民進党)の候補者である謝長廷氏は、「直航開放には賛成だが、(中国と)対等の立場で話し合うことが前提」としている。

 馬氏は立法院長(国会議長)の王金平氏(立法院長)に副総統候補としてペアを組むことを断られたばかりだが、4日付自由時報は、「馬氏の台湾アイデンティティーと本土化認識では台湾人民を全く感動させられない。党内本土派を糾合できず、総統選挙での戦力は大幅にダウンするだろう」という国民党本土派のある幹部の話を伝えている。一方、統一派寄りの同日付聯合報は、「王氏との破局はあったものの、馬氏の支持率は5月上旬の43%から59%へと上昇した」という反対方向のニュースを伝えている。