ニュース 電子 作成日:2020年6月3日_記事番号:T00090305
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)は2日、台湾銀行(台銀)など銀行22行から期間5年、総額485億台湾元(約1,800億円)の協調融資を受ける契約を結んだ。過去2年間の台湾企業に対する協調融資で最大規模となった。3日付経済日報が伝えた。
融資規模は当初450億元を見込んでいたが、4月30日から参加金融機関を募ったところ、約700億元の融資意向が示された。台湾では洋上(オフショア)風力発電案件を除けば、今年最大規模の協調融資となる。
ヤゲオは先ごろ、グローバル預託証券(GDR)と海外での転換社債の発行で8億3,000万米ドルを調達しており、今回の協調融資と合わせ、台湾元換算で734億元の資金を調達したことになる。調達資金は米同業ケメットの買収などに充てる。
ヤゲオは第5世代移動通信(5G)、カーエレクトロニクス分野で新時代の到来を有望視しており、世界的に営業規模を拡大するとともに、豊富な資金力で先進技術を獲得し、国際競争力を高めたい構えだ。証券業界はケメット買収により、ヤゲオは世界のチップコンデンサー、タンタルコンデンサー市場で首位の座を固めるほか、積層セラミックコンデンサー(MLCC)市場でのシェアを世界3位の14~15%に高める見通しだ。
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