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永大、防疫エレベーター発表


ニュース 機械 作成日:2020年6月3日_記事番号:T00090311

永大、防疫エレベーター発表

 エレベーター最大手の永大機電工業は2日、台湾初となる全方位型の接触対策を施した防疫エレベーターを発表した。▽5ミリメートル離れた距離から操作可能な非接触型センサーボタン▽ジェスチャー操作機能▽音声操作機能▽シャープのプラズマクラスター空気清浄機──などを搭載しており、中台で販売する。新型コロナウイルス感染症を受け、複数の大手デベロッパーが導入予定で、栄民総医院や長庚紀念医院も関心を示している。3日付工商時報などが報じた。

/date/2020/06/03/05yungtay_2.jpg蔡総経理は、新型コロナウイルス感染拡大初期から数カ月かけて研究開発(R&D)したと説明した(2日=中央社)

 永大の蔡尚育総経理は、防疫エレベーターの需要が大幅に高まっており、同社は▽病院▽住宅▽学校▽ハイテク工場──など各環境に合わせたソリューションを準備したと説明した。台湾市場での関連市場規模は50億台湾元(約180億円)以上が見込まれ、中台のエレベーター需要のうち防疫エレベーターが今後30%以上を占めるとの見通しを示した。

 同社の今年通年の台湾のエレベーター販売目標は4,000台以上、中国の受注目標は2万5,000台。中台合計の受注、売上高、純利益とも2桁成長を目指す。

 永大の4月連結売上高は前年同月比15.16%増の11億9,200万元だった。中国でのエレベーター出荷台数増が貢献した。1~4月は前年同期比3.55%減の40億4,400万元だった。