ニュース 社会 作成日:2020年6月3日_記事番号:T00090323
衛生福利部国民健康署(衛福部国健署)が2日発表した調査結果によると、台湾で2017年に新たにがんと診断された患者数は11万1,684人で、前年比5,852人増加し、過去最多を更新した。平均4分42秒ごとに1人ががんに罹患(りかん)した計算で、前年より16秒短くなった。3日付蘋果日報などが報じた。
男女で罹患率に最も差があったのは食道がんと口腔がんで、男性の方が10倍以上高かった(2日=中央社)
部位別の新規がん患者数では、大腸がんが前年比1,034人増の1万6,408人となり、12年連続で最多だった。
2位以下は、▽肺がん、1万4,282人(前年比794人増)▽女性の乳がん、1万3,965人(1,293人増)▽肝がん、1万1,225人(150人増)▽口腔(こうくう)がん、7,797人(8人減)──だった。
国健署は、高齢化や不健康な生活習慣が患者数増加の主因と説明した上で、「健康生活5原則」として▽喫煙や飲酒、檳榔(ビンロウ)を控えること▽バランスの取れた飲食▽定期的な運動▽体重のコントロール▽定期的な検診──を実践し、がん予防に努めるよう呼び掛けた。
今年の検診受診者数、2割減
国健署の統計によると、20年1~5月の四大がん検診(大腸がん、口腔がん、子宮頸がん、乳がん)の受診者数は120万人と前年同期比で2割減少した。新型コロナウイルス感染症流行で、市民が医療機関に行くのを控えたことが要因だ。国健署は下半期、大企業を対象に検診を強化する考えだ。
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