ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

天安門事件31年、蔡総統が香港支援を表明


ニュース 政治 作成日:2020年6月4日_記事番号:T00090342

天安門事件31年、蔡総統が香港支援を表明

 中国で民主化運動が武力弾圧された1989年の天安門事件から31年を迎えた4日、蔡英文総統は自身のフェイスブック(FB)ページに「ある特定の日が忘れ去られることが再びないように願う。香港の前途を祝福する」と投稿し、中国による「香港版国家安全法」の制定方針採択で「一国二制度」の維持が危機にさらされている香港への支援を表明した。中央社電などが伝えた。

/date/2020/06/04/17tsai_2.jpg蔡総統は、われわれは、もはや歴史を隠蔽(いんぺい)する必要がなく、共に未来を考えることができると呼び掛けた(蔡総統FBより)

 蔡総統は投稿に6月4日の日めくりカレンダーの写真を添え、「中国では1年に364日しかなく、ある特定の日が忘れ去られている」と指摘。続けて、「台湾でもかつてはカレンダーに記すことが許されない日がたくさんあったが、それらの日々をわれわれは一つひとつ取り戻してきた」と表明し、「自由な台湾が香港の自由を支える」とのタグを付けた。

 大陸委員会(陸委会)は3日、北京(中国)は暴力による強制、ハイテクによる監視、監禁によって人々の基本的人権を剝奪する姿勢を強めていると批判し、中国で3年余り前に不当な裁判で収監された台湾の人権活動家で元民進党職員の李明哲氏を早期釈放するよう求めた。