ニュース 石油・化学 作成日:2020年6月5日_記事番号:T00090363
合成ゴム大手、台橡(TSRC)の蔡偉強執行長は4日、欧米での新型コロナウイルス感染拡大と需要減、インドでの工場停止を受け、第2四半期の業績見通しについて前期より悪化するとの見通しを示した。5日付工商時報が報じた。
TSRCの第1四半期純利益は5,934万台湾元(約2億2,000万円)と、前年同期比79.1%減少していた。中国での新型コロナウイルス感染拡大が響いた。
蔡執行長は、中国での感染状況は落ち着いたが、第2四半期は合成ゴムの主要市場の欧米向けで価格、需要とも落ち込んだと説明。また、新型コロナウイルス対策で3月下旬からの全土封鎖措置が敷かれたインドでは、5月23日に同社工場の稼働が再開したものの、川下のタイヤメーカーの稼働再開はさらに遅れ、4~5月の自動車販売も激減したため、今年はインド工場の業績貢献度が大幅に下がる見通しだ。
蔡執行長は一方で、長期的には靴ブランド、靴メーカーとの共同プロジェクトなどに変更はないと明らかにした。
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