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自動車販売不振、夏休み延長も


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年7月23日_記事番号:T00009037

自動車販売不振、夏休み延長も

 
 販売不振にあえぐ自動車メーカーは、今年の夏期休暇を例年より1~4日増やし、9~17日間とする予定だ。国瑞汽車と中華汽車工業はこのほど、それぞれ従来8月6日、9日からとしていた開始時期を、2日からに前倒しして16日間の休暇とすることを決めた。大手メーカーの休暇延長は、市場の悲惨さを反映したものだと関係者は指摘している。23日付工商時報が報じた。

 夏期休暇の延長は、過剰な生産を防ぐためだ。交通部数拠所の統計によると、7月1~20日の新車登録台数は、前月比11.1%減、前年同期比42.8%減の9,267台だった。各メーカーは、7月の新車登録台数が2万台を割り込むならば、8月は大きな買い物を控える習慣のある「鬼月(旧暦7月)」に当たるため、市場はさらに冷え込むだろうと予測している。

 なお、春節(旧正月、来年は1月25日から)前後の昇給は、人材確保のため例年通り行われる見通しだ。各メーカーの平均昇給額は1%強で、例年の2%には届かないもよう。工商時報によると、▽三陽工業(SYM)、平均1.58%▽中華汽車、平均1.53%(物価上昇を加味するかは未定)▽国瑞汽車、同業組合と協議中(2.5%以下の見通し)──となっている。
 
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