ニュース 政治 作成日:2020年6月8日_記事番号:T00090384
韓国瑜高雄市長(国民党)のリコール(解職請求)の賛否を問う住民投票が賛成票圧倒的多数で成立した6日の午後8時45分ごろ、韓市長を支持していた高雄市議会の許崑源議長(国民党、63)が自宅マンションの17階から転落し、間もなく死亡が確認された。自殺とみられている。高雄市は市長が解職される中、議長も不在となる異例の事態となった。蘋果日報電子版などが伝えた。
許議長は、転落の約5分前に韓市長の投稿を引用し、「今回は、誰が勝者になるのか?」とフェイスブック(FB)につづっていた(7日=中央社)
許議長は、高雄県・市合併前から高雄市議会議員を7期連続で務めており、合併後は議長を2期務めた。かねての韓氏の支持者で、2018年の統一地方選挙で韓高雄市長が当選し、国民党が市議会で再度多数を占めたことを受け、2度目の議長に就任した。就任後は、韓市長を擁護する姿勢が批判を浴びたが、昨年に脳卒中を患い聴力に後遺症が出た後は、議事を陸淑美副議長に任せることが多かった。
議長死亡に伴い行われる議長選挙は、韓市長の罷免後、最初の与野党対決の場となりそうだ。定数66人のうち、死亡した許議長を除く国民党の議席数は32議席。過半数に達していないものの、他党や無所属議員との協力で主導権を維持してきたこれまでの議会運営を踏襲する方針だ。
韓市長は「とても悲しく言葉で表し切れない」と述べた上で、支持者らに冷静になるよう呼び掛けた。国民党の江啓臣主席は、「許議長の長年の高雄と国民党に対する思いに深く感謝する」と表明した。
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