ニュース 電子 作成日:2008年7月23日_記事番号:T00009040
ノート型パソコン(ノートPC)受託生産世界最大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が、部品調達能力向上のため、ノートPC向けコネクター中堅メーカーの実盈に10%以上の出資を行うという観測が出ている。23日付工商時報が伝えた。
広達の楊俊烈スポークスマンはこの情報に対し、「部品メーカーとの提携は引き続き強化していくが、実盈に出資する計画はない」とコメントした。また、部品メーカーへの出資を強化する方針はあるが、確定には時間がかかるとし、今年も数件の出資案について検討していることは認めた。
業界関係者によると、鴻海精密工業が今年ノートPCの受託生産に参入するなど、EMS(電子機器受託生産サービス)業者の受託生産進出に向けた動きが活発となっている。ノートPC受託メーカーは今後、部品メーカーとの関係を緊密化してこれに対抗するとみられ、ここ数年積極的に垂直統合を進める広達も、プラスチック筐体やメカニカルパーツなどを自力生産するほか、部品メーカーへの出資も視野に関係をさらに強化していく考えとみられる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722