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広達、コネクターの実盈に出資か


ニュース 電子 作成日:2008年7月23日_記事番号:T00009040

広達、コネクターの実盈に出資か

 
 ノート型パソコン(ノートPC)受託生産世界最大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が、部品調達能力向上のため、ノートPC向けコネクター中堅メーカーの実盈に10%以上の出資を行うという観測が出ている。23日付工商時報が伝えた。

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 広達の楊俊烈スポークスマンはこの情報に対し、「部品メーカーとの提携は引き続き強化していくが、実盈に出資する計画はない」とコメントした。また、部品メーカーへの出資を強化する方針はあるが、確定には時間がかかるとし、今年も数件の出資案について検討していることは認めた。

 業界関係者によると、鴻海精密工業が今年ノートPCの受託生産に参入するなど、EMS(電子機器受託生産サービス)業者の受託生産進出に向けた動きが活発となっている。ノートPC受託メーカーは今後、部品メーカーとの関係を緊密化してこれに対抗するとみられ、ここ数年積極的に垂直統合を進める広達も、プラスチック筐体やメカニカルパーツなどを自力生産するほか、部品メーカーへの出資も視野に関係をさらに強化していく考えとみられる。