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保瑞受託の低カリウム血症薬、米で販売認可


ニュース 医薬 作成日:2020年6月9日_記事番号:T00090416

保瑞受託の低カリウム血症薬、米で販売認可

 製薬会社の保瑞薬業(ボラ・ファーマシューティカルズ)は8日、米ビトルビアス・セラピューティクス向けに受託生産した低カリウム血症の経口服用持効性医薬品「ポタシウム・クロライドER」が米食品医薬品局(FDA)の販売認可を取得したと発表した。今月にも出荷を開始する。9日付経済日報が伝えた。

 ビトルビアス向けの低カリウム血症薬は当初、今年8月の販売認可取得を想定していたが、書類手続きが順調に進み、新型コロナウイルスによる影響も受けなかったため、想定よりも早く認可が下りた。保瑞薬業はさらに別の米製薬会社との提携で受託生産を拡大することにしており、来年にもFDAへの書類提出を終える構えだ。

 米市場調査機関360リサーチ・リポーツによると、低カリウム血症薬の市場規模は年間126億米ドルを超えると試算されている。証券業界は第2四半期から保瑞薬業の収益が急速に拡大するとみている。持効性塩化カリウム錠剤「K-tab ER」の米国での発売、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)からのミシサガ工場(カナダ・オンタリオ州)買収も好材料だ。